集団塾のデメリット

個々の生徒にまできめ細かい指導ができない

集団塾の一番のデメリットといえば、個々の生徒にまできめ細かい指導ができないことでしょう。集団塾では一クラス十人から三十人くらいの生徒数をみるため、講師が一人一人の生徒に合った学習指導をするのは極めて困難です。もちろん講師は生徒全体の反応を見ながら授業を進めていきますが、いくらクラス分けをしているとはいえ、授業を理解している生徒と理解していない生徒がでてくることになります。そして、積極的な生徒なら授業が終わった後、講師に分からない点を聞くことができるかもしれませんが、反対に消極的な生徒ならそのままにしてしまうかもしれません。ですので、集団塾で成績を上げようとするならば積極性と予習復習も必要になります。

通塾時間が決まっている

ほとんどの集団塾では通塾時間が決まっていて、もし生徒が体調不良などで休んだとしても振替授業を受けることは困難です。そのため、授業を数回休んでしまうと授業についていくのは難しくなってしまいます。一度授業内容が分からなくなってしまうと、最悪通うのが嫌になってしまう可能性も考えらえます。自分で遅れた分を取り戻す努力が必要となります。また他に習い事をしていたり、とくに熱心な部活動の場合は塾との両立が難しくなる場合もあるので決められた通塾時間内で塾に通える確率をよく考えて、他の活動との時間配分を調整する必要があります。一度しかない青春時代ですので、後悔がないよう優先順位を明確にすると答えを導きやすくなるでしょう。